労働基準法
労働基準法とは、労働についての規制などを定める法律で、労働組合法、労働関係調整法、とともに労働三法といわれるものの一種です。
「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない」とあり、主に、労働契約、賃金、労働時間・休息・休日及び年次有給休暇、などについて触れています。
1985年には女子差別撤廃条約への批准に伴う国内法整備で改正され、1987年には1週間の労働時間を40時間までとする週40時間制、変動労働時間制、裁量労働制、フレックスタイム制、など改正されました。
労働基準法の範囲は、労働者であれば、臨時、パートタイマー、アルバイト、派遣社員など、正社員でなくても適用され、外国人労働者についても日本で働く以上は適用されます。
ただし、一般職の国家公務員や地方公務員は、国家公務員法や地方公務員法の適用を受けるため、労働基準法の一部(または全部)が適用されません。
ほか、船員法が適用される船員も、労働基準法は一部適用となっています。